こんにちは!ようやく過ごしやすい気候になってきました。
今回は、新しく作成したウェブアプリ(↓のです!)についてご紹介したいと思います。このアプリは、九州大学を目指す受験生に向けて、共通テストの得点率に応じて2次試験でどのくらい得点を取る必要があるかを簡単に計算できるツールです。
九大の2次試験必要得点率を計算するアプリ (2022-2024)
学科 | 共通テスト配点 | 2次試験配点 | 合格者平均総得点 | 2次試験必要得点率 |
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※データは代ゼミの公開データを使用。
協力:Blueprint Studio
ウェブアプリの説明と使い方
今回のウェブアプリは、2022年から2024年までの九州大学各学科における合格者の得点データをもとに、共通テストでの得点率に応じて2次試験で必要な得点率を計算することができます。
使い方:ボタンで各年度を切り換え、スライドバーで共通テストの得点率を調整することで、必要な2次試験得点率を確認できます。
例えば、「共通テストで80%を取得した場合、自分の受験する学科ではどのくらい2次試験の得点を取ればいいか」という判断の目安にすることができます。
※今回は代表的な学部・学科にのみ絞って作成しました。
学科ごとの分析
ウェブアプリを使用して得られた結果から、いくつかの学科について特筆すべき点を分析しました。以下は共通テストで80%を取った場合の分析です。
- 経済・経営学科では、共通テストの得点率が80%の場合、2次試験で67.2%の得点が必要です。共通テストでの得点率が比較的高い場合でも、2次試験でしっかりと得点を取ることが求められます。
- 理・数学科の場合、2次試験での必要得点率は57.9%です。他の学科と比較すると得点率は低めですが、2次の方が得意だという受験生も多いため、共通テストで高い得点を取ったからといって油断はできません。
- 医・医に関しては、83.5%という高い得点率が必要です。この値を達成するのは難しいので、共通テストでもっと得点を取る必要があります。医学部を目指す学生には、共通テストと2次試験のどちらにおいても高い得点を取るための十分な準備が不可欠です。
- 医・生命科学では、2次試験で60.9%の得点が必要です。共通テストの得点が高ければ2次試験でのプレッシャーが少し和らぐため、基礎的な科目をしっかり固めておくことが重要です。
- 薬・創薬と薬・臨床では、それぞれ61.3%と67.4%の得点が必要です。薬学に興味を持つ学生は、共通テストの得点を少しでも高めることで2次試験の負担を軽減できることがわかります。特に臨床はもう少し共通テストの得点率が高いと良さそうです。
- 工・I群では、2次試験で63.4%の得点が必要です。2次試験では論理的な思考力が問われるため、しっかりとした演習を重ねることが求められますが、共通テストでの得点が高い場合には2次試験での負担が軽減されます。
- 農は、他の学科と比較して56.5%と比較的低い得点率です。共通テストで80%取ればかなり楽に戦うことができます。一方で、2次試験が得意であるなら逆転が狙いやすい学部だと言えるでしょう。
2次得点率をもとに勉強戦略を立てよう
このアプリを使うことで、九州大学を目指す受験生は自分が目標とする学科に対して、共通テストと2次試験でどの程度の得点が必要なのかを具体的につかむことができます。これにより、自分の弱点を補強し、限られた時間をどのように使うかを効率的に決めることが可能です。
「九大の2次試験の勉強をどこまで完成させたら良いのだろう」と悩んでいる受験生の方は、このアプリを使って自分がターゲットとすべき2次得点率を具体的に把握し、それに向けた勉強の計画を立てることができます。
まとめ
このウェブアプリを活用することで、九大受験生の皆さんはより現実的かつ具体的な目標を設定し、無駄のない勉強計画を立てることができます。受験勉強は大変なことも多いですが、効率よく学習することで合格に近づくことができます。このツールを使って、自分の強みと弱点を見極め、目標達成に向けて頑張りましょう!
ぜひ、アプリを試してみてください。そして、目標に向かって一緒に頑張りましょう!